日本テレビなどによると岸田首相は、核軍縮を巡り国際社会が分断されているという認識を示し、「ロシアが核兵器による威嚇をしている」と主張。「核兵器のない世界」を目指す国際的な機運が著しく低下していると指摘し、危機感を持っているとの認識を示した。そして、「会議を通じて『核兵器のない世界』に向けた機運を、ぜひ反転させて、再び盛り上げていく機会にしたい」と意気込んだ。
一方、感染第7波が広がる新型コロナウイルスについて、感染症法上の2類相当の扱いから5類に引き下げる検討を行う考えはあるかという問いに対しては、「感染が拡大しているこのタイミングではない」と否定。「今後、時期を見極め丁寧に検討していく」と従来どおりの説明を繰り返した。
また、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と自民党議員らの関係が指摘されている問題については「社会的に問題になっている団体との関係については、丁寧に説明していくことが大事」との認識を示した。
岸田首相は7月31日から8月1日まで第10回NPT運用検討会議に参加するためニューヨークを訪問する。同会議への出席は、日本の首相として初めてとなる。
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