同大使によると、ロシアの国営原子力企業「ロスアトム」社は、フィリピンのパートナーが関心を示した低容量の原子力発電所に関して、独自のソリューションを有しているという。
「わが国の二次的優位点は、特に島国としてのフィリピンの地理を考慮し、浮体式原子力発電所技術を利用できることにある」
フェルディナンド・マルコス大統領は以前、国内に向けた演説で、フィリピンの原子力発電の復活についてアピールしている。彼の父であるフェルディナンド・マルコス・シニア元大統領は、フィリピンにおける原子力発電開発のパイオニアの1人だった。同大統領の下で、22億ドル(約2914億円)の費用を投じ、バターン原子力発電所が建設されたが、安全性の問題から使用されることはなかった。
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