英チャールズ皇太子の慈善団体、ビン・ラディン親族から約1億6千万円の寄付を受領=タイムズ

英国女王の長男チャールズ皇太子の慈善団体が、国際テロ組織「アルカイーダ」設立者ウサマ・ビン・ラディンの親族から100万ポンド(約1億6200万円)の寄付を受け取っていたことがわかった。英紙タイムズが伝えている。
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同紙によると、2013年10月30日にチャールズ皇太子自らがウエストミンスターのクラレンスハウスで、大手建設コングロマリット「Binladin」のバクル・ビン・ラディン社長と面会。
その際、皇太子の顧問や財団職員は、ウサマ・ビン・ラディンの異母兄弟から寄付を受け取らないよう進言し、同氏の親族との接触は皇太子および英王室の評判に悪影響をおよぼす恐れがあるとの懸念を示した。
タイムズ紙によると、皇太子はその忠告を無視し、金銭を返すのは失礼にあたると考え、返金しなかったという。
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チャールズ皇太子の慈善団体の責任者であるイエン・チェシアー氏は、寄付の受取りについては、投資家アメリア・フォーセット氏、電話通信会社BT元会長マイケル・レイク氏、バークレイズ銀行元頭取ジョン・ワーリー氏、皇太子の個人秘書ウイリアム・ナイ氏など、計5人の財団管理人が承認したと話している。
同紙は、承認の前にワーリー氏は、ビン・ラディンの家族から金銭を受け取ることについてあからさまに懸念を表明したと伝えている。
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