START3に代わる新核軍備管理システム=バイデン大統領が露と討議の用意を表明

バイデン米大統領は、2026年に失効する戦略兵器削減条約(START3)に代わる新たな軍備管理体制について、米政権はロシアと速やかに協議する用意があることを明言した。
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「今日、わが政権は2026年に失効する新戦略兵器削減条約(START3)に代わる新たな軍備コントロールシステムについて早急にも交渉を行う用意ができている」ホワイト ハウスの公式サイトはバイデン大統領の声明を発表した。
核不拡散条約を検討する会議を目前に控え、バイデン大統領は、核軍備コントロールについての米国との作業再開の用意がロシアから示されるのを米国は待っていると指摘した。
バイデン大統領は、米ソは冷戦の最中にあっても戦略的安全保障のために共に作業を行うことができたと指摘している。
START-3は露米の唯一の核軍備管理体制。バイデン政権下で5年間延長されたが、4年後の2026年には期限が切れる。ロシアと米国は、将来の核兵器制限条約の基準について 、意見のすり合わせを開始したものの、ウクライナでの軍事特別作戦の開始後、対話は中断されている。
2022年8月1日~26日にニューヨークで開催される核不拡散条約(NPT)再検討会議。NPT再検討会議は、核不拡散・核軍縮の主要な行事で5年に1度開催される。
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