再編「サハリン1・2」をめぐる状況

三井・三菱、「サハリン2」の資産価値を2100億円引き下げ

日本の大手商社の三井物産と三菱商事は、ロシア極東で両社が出資する天然ガス(LNG)開発プロジェクト、「サハリン2」の資産価値を計2100億円あまり引き下げた。日本の各メディアが伝えている。「サハリン2」の事業主体をロシア企業に変更するよう命じる露大統領令によって、先行きが不透明になっているのが理由だという。
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NHKなどによると、三井物産は3月末時点と比べ1366億円低い902億円、三菱商事は811憶円低い622億円と「サハリン2」の資産価値を半分以下に引き下げた。
再編「サハリン1・2」をめぐる状況
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ロシアのプーチン大統領は2022年7月1日、「サハリン2」の事業主を新たに設立されるロシア法人に移行し、現行のオペレーターである「サハリン・エナジー」の資産、また権利や義務を移すことを定める大統領令に署名。外国の出資者は現行の割合で新会社での株式取得に同意するか否かを1ヵ月以内にロシア政府に通知しなければならないとした。
「サハリン・エナジー」には、ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムが約50%、三井物産が12.5%、三菱商事が10%それぞれ出資。天然ガス生産量の約6割が日本向けとなっている。両者および日本政府は、サハリン2への参加がエネルギー資源の安定供給につながるとの判断から、出資継続の意向を強調している。
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