ボルトン氏は、バイデン氏が対中、対露関係で幾度となく弱さを見せつけ、これによって米国の権威を損ない、単に新たな脅威と挑戦を招いたという見方を示している。
「本質的にも、外交手腕でも彼の政権は決断力に欠け、従順で一貫性がない」
ボルトン氏は、今のホワイトハウスには圧力を講じられると譲歩する傾向があるとし、その例として、ロシアと結んだ収監者の交換問題、2015年、米国の
イランの核取引への復帰、ナンシー・ペロシ下院の
台湾訪問を挙げた。ボルトン氏はこうしたことが「敵に期待を持たせ、米国の友人らに憂慮を起こさせる」と指摘している。