中国、ペロシ米下院議長の台湾訪問に断固反対=中国外務省

中国外務省は2日、ペロシ米下院議長の台湾訪問について「断固として反対する」とする抗議声明を発表した。中国メディアが伝えている。
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中国テレビ局「中央電視台」によると、中国外務省は声明で、今回のペロシ下院議長の訪問を「重大な政治的挑発」と米側を強く非難。「一つの中国」政策を遵守し、さらに危険な道に進まないよう責任を果たすべきだとけん制した。
一方、中国国防省は4日~7日にかけて台湾周辺の6つの海域で実弾射撃を伴う軍事演習を行うと発表。ペロシ下院議長の訪台を受けた対抗措置とみられる。
米ペロシ下院議長を乗せた専用機 台湾の空港に着陸
ペロシ米下院議長率いる議員団は1日、アジア歴訪に出発。シンガポール、マレーシア、韓国、日本を訪問する予定で、台湾を電撃訪問するか否かが世界的に注目されていた。ペロシ下院議長を乗せた米政府専用機は日本時間2日午後11時43分(現地時間2日午後10時43分)、台湾・台北市内の松山空港へ着陸した。米国下院議長の台湾訪問は1997年以来初めて。
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