ウクライナ産穀物を積んだ最初の船、無事イスタンブールに到着=トルコ国防省

ウクライナ産穀物を積んだ最初の船が2日夜(日本時間3日未明)、経由先のトルコ・イスタンブールに無事に到着した。トルコ国防省が明らかにした。
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トルコ国防省は次のように発表している。

「ウクライナのオデッサ港を昨日(1日)出港したトウモロコシを積んだ乾貨物船『Razioni』は、黒海の出入口のボスポラス海峡に到着し、錨を降ろした」

穀物輸出のモデル トルコ国防相がエネルギー危機解決にも活用可能か
イスタンブールで7月22日、ロシア、トルコ、ウクライナ、国連が、ロシア産農作物の輸出制限の解除や、ウクライナ産穀物の輸出におけるロシアの協力に関する合意に署名した。この合意は、オデッサなど3港から黒海経由でウクライナ産穀物、食料、肥料を輸出するというもの。国連の試算によると、これにより計約2300万トンの穀物が世界市場に供給される見込み。
第1号となった「Razioni」はシエラレオネ船籍。今後、合意に基づきイスタンブールに設置された共同調整センターが船の検査を行い、その後目的地のレバノンに向けて出発するという。
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