シュレーダー氏は、3月にトルコ・イスタンブールで行われたウクライナ・ロシア間の交渉プロセスについて言及。またウクライナ産穀物輸出に関する合意を前向きに評価した。この穀物協定を停戦協定にまで拡大できるのではないかとの期待を表明した。
シュレーダー氏はまた、最近モスクワを訪れたことも明かした。「仲介役」を果たすためにプーチン大統領と会ったと述べた。
「もちろんドイツと連邦政府は特別な責任を負っている。特にフランスとともに。現時点では不十分という印象を受けている。なぜなら1つだけ分かっていることがあるからだ。交渉なしでは上手くいかない」
キム・ソヨン=シュレーダー夫人はこれより前、シュレーダー氏のモスクワ訪問の目的は「ノルドストリーム(ノードストリーム)経由ガス供給を含む、エネルギー政策問題の協議と説明していた。ドイツ政府は同訪問について、シュレーダー氏の「個人的な問題」とコメントしていた。