OPEC+、石油日量10万バレル増産を決定 上げ幅は鈍化

石油輸出機構(OPEC)加盟国やロシアなどその他の産油国でつくるOPECプラスは3日、2022年9月に石油を一日あたり10万バレル増産することで合意した。従来と比べ増産幅は少なくなっており、ほぼ現状維持となる。世界でエネルギー価格が高い水準が続くなか、どれほど価格低下に影響を与えるかは不透明だ。
この記事をSputnikで読む
OPECプラスは2020年、新型コロナウイルスの流行による世界的な原油需要の減少から日量9700万バレル減産。その後、2021年8月から毎月日量40万バレルを増産し、2022年5~6月には43.2万バレル、7月~8月には64.8万バレルの増産幅となっていた。
また、ロシアとサウジアラビアは9月にそれぞれ月量約1100万バレルを追加で増産することができるとも報じられている。
次回のOPECプラスの会合は9月5日に行われる。
関連ニュース
イラン 石油販売による収益が6倍に
OPEC+にロシアの参加は重要=OPEC新事務局長
コメント