ABSニュースなどによると、豪宇宙局の調査団らは、金属片が2020年11月に国際宇宙ステーションへの物資輸送のために打ち上げられた米SpaceX社の貨物宇宙船「ドラゴン」から出たスペースデブリ(宇宙ごみ)だとしている。このロケットは今年7月に大気圏内に再突入した際に、燃え尽きずに落下したとみられている。
ロケットが再突入した7月9日の朝には周辺で大きな爆発音が聞こえた。地元住民はこれまでに少なくとも3つの金属片を牧場周辺で発見しており、なかには約3メートルのものもあるという。これは豪州では1979年の米航空宇宙局(NASA)の宇宙基地「Skylab」の一部が落下して以来、最大のスペースデブリだという。
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