研究チームは2021年、ワルシャワ国立博物館で長期保管されていたエジプトミイラの腹部に胎児と思われる肉体を発見し、ミイラの女性は妊娠初期にあったとする結論に至った。ところが現在、カミラ・ブラウリンスカヤ博士率いるチームはその結論を覆している。
研究チームはTCスキャンやX線写真において、胎児あるいは子宮と解釈できる画像は一切ないことを確認。腹部および胸部の中にあったのは束上のもので、その数量から、個々にミイラ化された内臓器官であると判断するに至った。
ちなみに、ミイラ体内にミイラ化された内臓が入っていることは一般的な習慣であった。古代エジプトの専門家はこの手法をよく用いていた。
スプートニク通信ではこれより前、悪性腫瘍が除去されたミイラについて伝えた。
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