欧州は英国からのガス輸入で問題に直面

英国から 欧州連合(EU) へのガス供給が増加したため、英国とベルギーを結ぶ 海底ガスパイプライン「Interconnector」のフィルターが、すぐに汚れやほこりで詰まってしまうという問題に直面している。
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このため、オペレーターは2022年にすでに24回、輸出を削減または完全に停止しなければならなくなった。
フィルターは通常、年に 2 回交換するだけで済むが、オペレーターによると、これまでに供給業者は詰まりをとるために、すでに約2億7000万ポンド(約440億円)を支出している。フィルターに詰まったゴミには、危険な有毒物質が含まれていることが判明している。
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これまでに合計でフィルターは、ガスの抽出中にフィルターにはまったり、パイプライン内で剥がれたりした450キログラムの固形物や250リットルの粘性のある液体を除去している。
英国は2022年に過去最高量のガスをEUに輸出している。英国と欧州を結ぶ2本のパイプライン(BBLとInterconnector)のネットワークは、通常1日6000万立方メートルしか輸出されないのに対し、今年に入ってから最大で日量7500万立方メートルのガスを供給している。
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