記録的な猛暑からオランダとフランスが水不足に直面

異常な熱波と河川の水量の減少により、欧州の一部の国では水不足に見舞われている。フランスとオランダでは、ほとんどの地方自治体が水の消費量削減を定めた特別規制を導入している。BFMTVおよびDutch Newsが当局の発表を引用し報じている。
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特に、オランダのインフラストラクチャ・水資源管理大臣であるマーク・ハーバーズ氏は、「干ばつにより、国家が必要とする水量が、降雨や河川で国内に流入する水量を超えるという事態を引き起こした」と語った。
また同大臣は、国民に対し、「車を洗うべきか、家庭用プール一杯に水を張るべきか、よく考える」よう訴えた。
Dutch Newsによると、7月13日、国内では、予想される水不足の危険度を示す 「レベル1」が 発表されている。今後、危険度は、実質的な不足を示すレベル2に引き上げられる。
フランスでも、干ばつから特別体制が敷かれ、すでに本土の96県すべてで実施されている。警戒レベル1では、道路や歩道の清掃の制限、緑地への水やり、家庭での水の使用量の削減が定められている。
BFMTVによれば、現在、フランスではさらに 10 日間、猛暑が続くと予想されているという。
欧州で記録的な暑さ:山火事、水位低下、人的被害
ここ数週間の異常な暑さは、欧州西部のほとんどの地域で記録されている。特に、ポルトガルでは 46.3 度に達し、スペインでは 42 度を記録した。
ポルトガルとイタリア、フランス、ギリシャでは、暑さから深刻な森林火災が発生している。専門家は、こうした事態は気候変動によるものだと考えている。
この間、フランスでは、ドアを閉めずに冷房をかけている店舗に、罰金刑を科すことが考案された。ドアを閉めるだけで電力消費量を20%節約できるという。
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