福島第一原発にたまり続ける処理水について、日本政府は基準を下回る濃度に薄め、2023年春ごろから海に流す方針を示している。東京電力が専用の施設を設けて、原発のおよそ1キロ沖合から流す。この計画について2日、福島県と地元の大熊町、双葉町が放出に使われる海底トンネルなどの建設を了解することを伝えたのを受けて、東京電力は4日から建設に向けた本格工事に入ると明らかにした。
東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの小野明代表は「風評への影響や安全性に関する懸念などさまざまな意見があり、関係者にしっかりと説明を尽くしていく」と話している。
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