「A.P. モラー・マースク」の推測では、コンテナ輸送のグローバルな需要は鈍化し、特に、すでに現在、観察されている倉庫の収容水準の上昇がこれに拍車をかける。
海運業界の事情は他の問題もあって複雑さを増している。ロジスティックス・チェーンが負荷から停滞し、クライアント、ユーザーの双方に信用を失ったことも問題を悪化させた。「A.P. モラー・マースク」の予測では、海上コンテナ輸送は2022年末にはマイナス1パーセントからプラス1パーセントの範囲で流動する。
「A.P. モラー・マースク」の2022年第2四半期の運輸量は前年同期比で7.4%縮小した。同社がウクライナ特殊軍事作戦開始後、ロシア市場から撤退したこともその原因のひとつ。