声明は日本を含むG7諸国と欧州連合(EU)の外相が連名で発表した。声明では中国による台湾周辺での実弾射撃を含む軍事演習などについて「不必要なエスカレーションを招く」として懸念を表明。また、「ペロシ米下院議長の訪台を台湾海峡での攻撃的な軍事活動の口実に利用することはできない」と中国側をけん制した。ペロシ下院議長は2~3日にかけて台湾を訪問。蔡英文総統と会談し、米台の連携を確認した。一方、中国側は「断固として反対する」とする抗議声明を発表。中国軍は3日未明にかけて、台湾周辺で空域にて軍事演習を行っているほか、4~7日にも台湾周辺の6つ海域で演習を行うと発表するなど、対抗措置を強めている。関連ニュース