東アジア首脳会議 林外相の発言時に中国とロシアの外相が退席

カンボジアの首都プノンペンで5日に開催された東アジア首脳会議参加国の外相会議で、日本の林芳正外相が発言を行っている際に、中国の王毅(ワンイー)外相とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が退席した。朝日新聞が参加国政府関係者を引用し報じた。
この記事をSputnikで読む
林外相は、G7各国と足並みをそろえ、米国のペロシ下院議長の台湾訪問を背景とした中国軍の演習を非難した。2人の外相の退席はこれに対抗したものとみられる。同外相会議では、ペロシ氏の台湾訪問のほか、ロシアのウクライナ侵攻についても討議が予定されていた。
ラブロフ外相はASEANのディナーで「身を隠さなかった」すべての人と交流した
中国はペロシ氏の台湾訪問に反発し、台湾周辺での軍事演習を4~7日の予定で実施すると発表。これに対し、G7外相が4日、軍事演習を非難する共同声明を発表した。その関係で、4日に予定されていた日中外相会議が中止となった。
一方、ロシアのラブロフ外相と中国の王毅外相は5日、二国間会談を行い、外部情勢に左右されない両国関係のダイナミックな発展を高く評価した。
関連記事
日本の林外相 ラブロフ外相を避けG20晩餐会欠席 食糧危機でロシアを批難
欧米のロシアの次の標的は中国 ラブロフ露外相
コメント