ブリンケン氏はまた、米国は台湾をめぐるエスカレーションを求めてはおらず、「いずれかの側の現状の一方的な変更は望んでいない」と述べ、「アジア地域の不安定化の原因となる可能性がある」ペロシ下院議長の訪台後の中国の行動に懸念を表明した。
ペロシ氏の訪台を受けた軍事演習やその他の措置を含む中国の対応について、ブリンケン氏は「過激」、「不均衡」、「挑発的」と指摘した。同氏によると、中国の行動に弁解の余地はない。
ブリンケン氏はまた、米国は今後も台湾を支援し、空母ロナルド・レーガンは状況を監視するため地域にとどまると発表した。
中国は先に、ペロシ下院議長の訪台について、中国の主権と領土保全に深刻な損害を与え、「一つの中国」原則に反していると発表した。中国人民解放軍は4日、台湾周辺の6つの空・海域で、実弾射撃を伴う大規模な軍事演習を開始した。
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