NHKの報道によると、慰霊式には両国の関係者100人余りが参加、地元市長などが黙とうを捧げ、兵士らの墓地に献花が行われた。
カウラ市のビル・ウェスト市長は、悲劇を乗り越え、両国が協力関係を築いてきたことを世界に示したいと語った。また、式典に参加した東京の留学生は、事件について知らなかったが、学んだことを多くの人に伝えていきたいと感想を述べた。
カウラと日本の間では、高校生の交換留学が50年以上続けられている。
1944年8月5日、オーストラリア南東部カウラにあった捕虜収容所で、旧日本軍の兵士およそ1100人が脱走を図り、監視兵に射殺されるなどして231人が死亡している。
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