ザポロジエ原発の安全性を巡る状況

ザポリージャ原発への攻撃、ゼレンスキー政権による「原子力テロ」と非難=露国防省

ロシア国防省は5日、ウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所へウクライナ軍が砲撃を行ったと発表し、原子力事故につながりかねないとしてウクライナ側を批判した。
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ロシア軍の発表によると、ザポリージャ原発では5日夕、ウクライナ側から2回にわたって砲撃があった。これにより電気系統の設備で火災が発生したが、死傷者はいなかった。放射線量の変化も確認されていないという。

「幸いなことに、ウクライナ側の砲弾は重油関連施設、酸素ステーションに着弾しなかった。より大きな火災や欧州最大の原発での原子力事故を避けることができた」

露国防省は、この攻撃についてウクライナのゼレンスキー政権による「原子力テロ」との認識を示し、国際機関に向けてウクライナ側の行為を糾弾するよう求めた。また、更なる原発への挑発行為が続いた場合、「原発の稼働に関する全責任をキエフが取ることになる」と警告した。
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7月20日にもウクライナ軍の神風ドローン3機がザポリージャ原発の敷地内を攻撃。この攻撃による同原発の原子炉部分に損傷はなかったが、職員11人が負傷するなどした。
ザポリージャ原発は、6基の原子炉を擁し、総電力出量は約6000メガワット。ウクライナの全電力の4分の1を発電するヨーロッパ最大の原子力発電所。この原発は2022年3月にロシア軍に占領された。現在、同原発電の稼働率は70パーセント程度だという。
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