カービー氏は5日の会見で、記者団に対し「我々は危機を生じさせたくないし、危機を求めてもいない。そして、率直に言って、危機が生じる理由はない」と話した。カービー氏は、中国に対して緊張の高まりを非難し、中国が「挑発的」な軍事演習とそれに伴うレトリックを止めれば、緊張はすぐに緩和されるとした。またカービー氏は、ナンシー・ペロシ下院議長の訪台を受け、米国は「過ちを正す」必要はないと考えていると強調した。4日、中国外務省は、ペロシ下院議長の台湾訪問を受け、中国政府は米政府との気候変動に関する二国間協議や、軍司令部レベルにおける直通通信回線の作業など複数の分野での協力を停止すると発表した。これに対し、ホワイトハウスのカリーヌ・ジャンピエール報道官は5日、中国側に通信ラインの維持を求めていると明らかにした。関連ニュース