原爆投下から77年 広島で平和記念式典、黙祷が捧げられる

広島に原爆が投下されて6日で77年。広島市の平和公園では、午前8時から平和記念式典が行われ、被爆者や遺族の代表をはじめ、岸田文雄首相や広島市長のほか、98カ国の代表、そして国連のアントニオ・グテーレス事務総長が出席した。NHKなど日本の各メディアが報じている。
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NHKの報道によると、広島市の平和公園で午前8時から行われた平和記念式典は、3年ぶりに一般の参列者席が設けられ、約3200人が参列した。
原爆が投下された午前8時15分、参列者全員が黙祷を捧げた。
広島市の松井市長は、平和宣言で「核兵器による抑止力なくして平和は維持できないという考えが勢いを増している」と指摘し、「国民の生命と財産を守るためには、核兵器を無くすこと以外に根本的な解決策は見いだせないことを確信してほしい」と訴えた。
被爆地・広島出身の岸田首相は「いかに細く、険しく、難しかろうとも『核兵器のない世界』への道のりを歩んでいく。非核三原則を堅持しつつ『厳しい安全保障環境』という現実を『核兵器のない世界』という理想に結びつける努力を行っていく」と述べた
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また、国連のグテーレス事務総長は、今年6月に核兵器禁止条約の第1回締約国会議が開催されたことなどに言及し「希望の光はある」と強調。また、核兵器保有国に対し、核兵器の「先制不使用」を約束しなければならない」と呼びかけた
1945年8月6日、広島には世界で初めて原爆が投下され、市街地の大半は焼き払われた。この1年で亡くなった人を含め33万3907人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められる。
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