4日、秦剛大使がホワイトハウスから呼び出された後、中国大使館は総括として「秦剛大使は、中国からの度重なる深刻な警告にもかかわらず、米国はナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問を企画したと述べた。この出来事は、台湾海峡の平和と安定を著しく損なったほか、中米関係を傷つけた」とコメントした。
中国側によると、「この事件の原因、本質、結果は非常に明確であり」、中国大使館は「米国側は現在の状況に対して全責任を負うべき」と強調した。また大使館は、計160以上の国や国際機関がペロシ氏の台湾訪問を批判し、「一つの中国」の原則への順守を再確認したと言及した。
中国大使館は「中国が緊張を悪化させているという米国の非難は根拠がなく、虚偽である。台湾海峡と地域の平和と安定を乱しているのは米国であるということは、事実が証明している」と指摘した。
秦剛大使は、ホワイトハウス関係者との会談で、中国政府の軍事的対応は、国の領土保全と「分離主義勢力を抑止するための必要かつ合法的な措置」であると述べたと指摘されている。
中国大使館は「大使はまた、米国はその義務を誠実に守り、一つの中国政策を順守すべきであり、『台湾の独立』を支持すべきではないと述べた。また、米国に対して、過ちを正し、ペロシ下院議員の訪問によって引き起こされた結果に対処するため迅速な措置を講じるよう求めた」と伝えた。
中国大使館によると、中国政府は米政府に対し、台湾海峡や中米関係の緊張をさらにエスカレートさせるような行動を控えるよう求めたという。
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