岸田首相、グテーレス国連事務総長と会談 「唯一の被爆国として核軍縮をリードすべき」

岸田文雄首相は6日、平和記念式典に出席するため広島市を訪れた国連のアントニオ・グテーレス事務総長と会談し、日本は唯一の被爆国として核軍縮に向けて世界をリードしていかなければならないと語った。NHKなどが報じた。
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NHKの報道によると、岸田首相は「(広島における)被爆の実相に対する正確な認識こそ、核軍縮、そして核兵器のない世界に向けた取り組みの出発点だ」とし、「我が国は、唯一の戦争被爆国として世界をリードしていかなければならないと思っており、国連とも緊密な連携を続けていきたい」と述べた。
一方、グテーレス事務総長は、「核兵器の数が減少していた流れが止まり、核兵器やミサイルが強化されている」との懸念を示した。その上で「日本の役割に期待している」と答えた。
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また岸田首相は、4日に中国が軍事演習で発射した弾道ミサイルが、日本のEEZ内に落下したことに言及。今回の中国の行動は国際社会の平和と安定に深刻な影響を及ぼすものだと非難し、グテーレス事務総長と連携していきたいという考えを伝えた。
外務省の発表によると、岸田首相とグテーレス事務総長は、会談に続いて、平和記念資料館を視察。視察後、岸田首相とグテーレス事務総長は、それぞれ自らが折った折り鶴を寄贈し、芳名帳への記帳を行ったという。
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