SNSへの投稿でトランプ氏は次のように記した。
「我が国は暗黒時代を経験している、私の美しい家が大勢のFBI捜査員によって包囲され、捜索され、占拠されている。米国の大統領にかつてこのようなことが起きたことはない。これは検察権の職権乱用で、司法制度を武器にしたものだ。何としても2024年の大統領選挙に、私を立候補させたくない過激な左派による攻撃だ」
トランプ氏によると、捜査に関して事前通知はなかったという。ただし、トランプ氏のシークレット・サービスに事前の連絡はあったようで、警備員らはこの捜査に協力したとのこと。
FOXニュースが息子のエリック氏に取材したところによると、30人近くの捜査員が自宅に入ったという。今回の捜査は国立公文書記録管理局(NARA)の指令で実施されたとのこと。捜査員らは手あたり次第に書類を押収したと証言している。一方、ニューヨーク・ポストが取材した目撃者の証言によると、現場には100人近くの捜査員がいたという。
ホワイトハウスは今回の捜査について把握していなかったとCNNは報じている。
米紙ニューヨークタイムズによると、トランプ氏は北朝鮮の金正恩総書記とのやり取りや、2016年にバラク・オバマ元大統領が後任者のトランプ氏に託したメッセージなど、退任時にホワイトハウスから一部の書類を持ち出したとされている。
捜査員らが自宅に押し入った際、トランプ氏はニューヨーク市に滞在していた。現在、トランプ氏の自宅周辺には支持者らが集まり、緊張が高まっている。
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