同誌に掲載された研究結果では、「ウイルスが引き起こした病気は、しばしば珍しい形で現れ、これまでの記録とは異なる合併症を併発する。そして、その症例の40%で治療が必要となっている」と指摘している。
同誌によれば、180人超の患者のデータをベースとした研究には、3つの医療機関(マドリッドの1機関、バルセロナの2機関)が参加している。
また、同医師は、「主に痛みを軽減するために、患者の40%が治療を必要とした」と指摘した。
日本の厚生労働省は5日、東京の在日米軍横田基地に所属する20代男性がサル痘に感染したと発表した。日本国内のサル痘の感染例は、これで3例目となる。
サル痘ウイルスは1958年、デンマークの研究所で、サルの天然痘類似疾患の調査を実施していた際に発見された。ヒトへの感染へは1970年、コンゴ民主共和国で初めて確認された。WHOは、天然痘ワクチンの接種がサル痘への効果的な予防策になるとして、濃厚接触者となった場合はワクチンを接種するよう推奨している。
サル痘は、ヒトの間でも感染する珍しいウイルス感染症。通常は軽症で、ほとんどの人が数週間以内に回復するが、人によっては合併症を起こすことがある。サル痘の初期症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、背中の痛み、リンパ節腫脹、悪寒、疲労感など。発疹は、多くの場合、顔から始まり、体の他の部分に広っていく。発疹は変化していき、様々な段階を経て最終的にかさぶたを形成し、その後剥がれ落ちるという。
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