アフリカが世界の未来を決める=ブリンケン米国務長官

世界の未来はアフリカの将来に大きく左右され、米国はアフリカ大陸の国々との関係に大きな注意を払っている。米国のアントニー・ブリンケン国務長官は、9日に公開されたラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)のインタビューで、このように述べた。
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インタビューでブリンケン氏は、フランス語で次のように語っている。

「私がここ(南アフリカ)にいるのは、誰かに対するライバル心があるからではない。どこかの国のせいで、米国側がアフリカを訪問したり、相互関係を構築しているというだけではない。しかし、逆に言えば、世界の未来はアフリカで大きく左右されるからこそ、そうなっているのだ。2050年までには世界人口の4人に1人がアフリカ人となり、2025年にはアフリカの人口の50%が25歳以下になるといわれている。つまり、アフリカで未来が具体的に決まるのだ」

同氏は、米国はアフリカに「選択を押しつけ」ているのではなく、アフリカとより強いパートナーシップを築こうとしており、それどころか、この地域における米国のアジェンダは非常に前向きなものであると強調している。

ブリンケン氏のアフリカ歴訪

ブリンケン氏は7日、南アフリカ訪問を訪問した。南アフリカは、ブリンケン氏が今回のアフリカ歴訪で訪問する3カ国のうちの最初の国。同氏は南アフリカとコンゴ民主共和国を訪れ、その後ルワンダへ向かう予定。ブリンケン氏のアフリカ歴訪は11日に終了する。
これよりも前、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が7月23日から27日までアフリカを訪問した。ラブロフ氏はエジプト、コンゴ、ウガンダ、エチオピアを訪問し、各国の首脳や外交官、アラブ連盟の代表と会談した。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のアナリストは、ブリンケン氏がアフリカ諸国を訪問する目的は、対露制裁に対するアフリカの主要国の中立的な姿勢を変えることにあるとの見方を示している。同紙は、ブリンケン氏のアフリカ訪問は、ラブロフ氏の訪問を背景に失敗に終わるとみている。
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