中国、潜水可能な無人機を開発 レーダー補足が困難に

中国の南京大学の研究者らがこのごろ、潜水可能な水空両用ドローン(無人機)を開発した。香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(南華早報)」が伝えている。水の中に身を隠すことで敵のレーダーに捕捉されにくくなるなど、軍事的な実用性も高い。
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同紙によると、このドローンの全幅は約2メートルで、計4つのプロペラを持つ。飛行機のような羽根もついており、飛行時の最高速度は時速120キロにものぼる。プロペラだけでなく羽根も利用することでエネルギー消費を抑えられ、より長時間の任務に対応できるという。
南京大学の研究チームが開発した水空両用ドローン
最大の特徴は潜水が可能な点だ。水中に身を隠すことで敵のレーダーに捕捉されにくくなるため、偵察や機雷の捜索、目標への攻撃など、様々な軍事作戦に利用できる。一方、敵潜水艦などのソナーに対しては飛行形態に戻ることで隠れることができる。開発に携わった研究者らは、敵のこの無人機の活用によって敵司令官の目をかく乱することができるとしている。
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