「日本人の歴史上、最も恐ろしい悲劇に関連する式典で、真に責任を負う米国については言及さえされなかった。一方で、厚顔無恥にも『ロシアによる世界への核の脅威』という根拠のない主張を吹き散らした」
また、松井市長がロシアの文豪トルストイが残した「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない」という言葉をかみ締めるべきだとロシアに呼びかけたことに対し、ザハロワ報道官は「不適当だ」と断じた。さらに、トルストイとも親交があった明治時代の日本の作家、徳冨蘆花の「黒潮」の一説を引用して次のように締めくくった。
「広島と長崎の悲劇に関して、日本の政治家は自国の文学を思い出した方がいい。日本の軍国主義の力が高まっていた1903年に書かれた、徳冨蘆花の代表作『黒潮』は『日本は潰れるぞ、今の様ではきっと潰れるぞ』という予言的な言葉で締めくくられている。1945年にまさにそれが現実に起こったのだ。問題は東京(日本政府)がこの歴史から教訓を得ているかどうかだ」
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