IAEA事務局長、国連にザポリージャ原発の状況を報告 団長として原発訪問も

国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシー事務局長は11日、国連安保理事会にウクライナのザポリージャ(ザポロジエ)原発の状況について報告する。また専門家派遣についても伝える予定で、派遣時には自らが団長を務めるという。
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会合は日本時間12日午前4時に開催予定。グロッシー氏はテレビ通信で参加する。
ザポロジエ原発の安全性を巡る状況
国連事務局 政治的理由でIAEA使節団をザポリージャ原発に派遣することを阻止=ロシア外務省
ステファン・デュジャリック国連事務総長報道官は10日、国連はIAEA代表団が一刻も早くザポリージャ原発に到着することへの期待感を示し「日を追うごとに技術専門家が原発を訪れることが極めて重要になってきている」とコメントを出した。
G7(先進7か国)諸国外相はこれより前、IAEA代表団によるザポリージャ原発訪問に支持を表明。ただし同原発においてウクライナ主権が回復することを条件とするとした。
これよりも前、ロシアの国連常駐代表部の情報筋は、ウクライナ軍によるザポリージャ原発への砲撃に関連して、ロシアの代表が国連安全保障理事会を11日に開催するように要請したと明らかにした。また、ロシア側はIAEAのラファエル・グロッシー事務局長による報告を求めているという。
ザポリージャ原発では7日、ウクライナ軍による攻撃を受けている。
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