無職の有吉大斗容疑者(26)は10日、詐欺グループの仲間らと東京・港区在住の80代の女性に電話をかけ、現金1200万円を騙し取ろうとした詐欺未遂で現行犯逮捕された。
女性は今年5月から複数回に渡り、「ウクライナ支援団体」を自称する団体から現金約6000万円を騙し取られていた。
女性にはまず、支援団体の理事長を名乗る人物から電話で「ボランティアの食料代」を振り込む暗証番号が伝えられた。その後、復興支援センターの係員や検察庁職員を名乗る人物から「暗号を教えた場合犯罪になる。罰金や解決金として多額の金がかかる」など金を要求する電話が相次いでかかってきたという。
警視庁は女性がだまし取られた約6000万円も有吉容疑者のグループが関与しているとみて調査している。また、有吉容疑者は容疑を認めており、「楽に金を稼ぐため、SNSで高額の闇バイトを探して応募した。(女性の)家には4、5回金を取りに行った」と供述しているという。
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