国際格付け会社、ウクライナ外債の一部デフォルトを認定

国際格付け会社、「フィッチ・レーティングス」と「S&Pグローバル・レーティングス」はこのごろ、ウクライナの外貨建て格付けを、それぞれ「RD(選択的債務不履行)」、「SD(制限付き債務不履行)」に引下げた。これにより、ウクライナが一部デフォルト状態に陥ったと認定されたことになる。ロイター通信などが伝えている。
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フィッチ社によると、ウクライナが外債返済を2024年までに延長したことを、財政難に伴う「ディストレスト債務交換」のプロセスと見ており、格付けを従来の「C(国家としてのデフォルトが差し迫った状態)」から「RD」に引下げた。また、「S&P」も「リストラクチャリングの条件やわが社の基準に合わせると、問題のある、デフォルトと同等の状況にあるとみる」としている。
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これまでに米メディア「ブルームバーグ」は、ウクライナが外債の債権者から返済を2024年まで延期するよう承認を得ていた。そのがくは196億米ドル、日本円で約2.6兆円に上るという。
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