令状によると、トランプ元大統領は機密文書を処分したほか、捜査を妨害、さらにはスパイに関する法律に背いた可能性があるという。
FBIによると、トランプ氏が所有していた文書の中にはTS(トップ・シークレット)、またはSCI(センシティブ・コンパートメンテド・インフォメーション)とチェックされた文書が保管されていたという。また、一部の文書は「フランス大統領に関する情報」を含むものだったとのこと。
FBIは今回の家宅捜索で11点の文書を押収した。そのうち4点が極秘文書、3点が機密文書、3点が個人情報を含む文書だったとのこと。
これについてトランプ元大統領は声明を発表して反発した。トランプ氏によると、文書を押収するためだけに家宅捜索を行う必要は一切なく、文書はいずれもすでに極秘文書扱いされていないと主張、さらには要請があれば自ら提供する用意があったと説明している。
先にフロリダ州の裁判所はドナルド・トランプ元大統領の家宅捜査、及び文書差し押さえに関する8月5日付けの令状を公開した。令状によると、トランプ氏は合衆国法典「国防情報の収集、譲渡又は損失」に違反した容疑がかけられているという。
この容疑で有罪判決が言い渡される場合、罰金刑、または4年から10年の懲役刑を言い渡される可能性がある。
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