英公共放送BBCなどによると、英政府は重症化リスクが高い50歳以上の国民らを対象とした今秋のブースター接種で、この「2価ワクチン」を活用するとしている。製造元の医薬品大手モデルナ社は、今後数週間で供給できるとしている。
中国・武漢で2019年から広まった新型コロナウイルスは、幾度となく変異株が登場し、免疫の防衛力をかいくぐり世界で感染の波を起こした。新旧の病原株に対応できる「2価ワクチン」の登場は、よりよい抗体を身に着けるのに役立つという。
新型コロナウイルスの抗体を巡ってはこのごろ、東京大学などのグループがオミクロン株のBA.5系統により得た免疫がBA-2.75系統に効果を示さないという研究の結果を公表していた。
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