産経新聞などによると、16日午前8時ごろ、産業用保温材を製造している「日本ケイカル」の工場で、職員が濃硫酸が入ったタンクにつながる配管に穴が開き、漏れ出ているのを発見。一部が工場周辺の水路にも流出した。
原因については、機械の誤作動で希釈するための水が注入されず、配管が損傷したとしている。
硫酸は肥料製造、鉱物処理、石油精製、廃水処理、化学合成など様々な場面で使われる重要な汎用化学品。だが人体には有害で、触れると重大な化学やけどを引き起こす。昨年8月には、東京都内の東京メトロ南北線・白金高輪駅構内で男が硫酸とみられる液体を会社員男性にかけ、重傷を負う事件が起きていた。
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