英国 エネルギー危機を受け、オーストラリア産LNG輸入へ

欧州のエネルギー危機を受け、英国はオーストラリア産液化天然ガス(LNG)の輸入を開始した。ブルームバーグがエネルギー情報調査会社「Kpler」の情報を元に報じている。
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同紙の指摘によると、オーストラリアは2016年以降、欧州にLNGを供給していない。
エネルギー情報調査会社「Kpler」の情報によると、LNGタンカー「アッタロス(Attalos)」は、オーストラリアから英国へ向かっている。同紙によると、タンカーは8月22日に英国に到着する予定。英国と欧州は通常、カタール、米国、ペルーからLNGを輸入している。アジア太平洋地域からの輸送は「長旅の経済的な不便性や、通常はアジアのバイヤーからの需要が高い」ため、まれなケースである。
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ウクライナの非武装化を目的とした特別軍事作戦の開始後、欧米はロシアへの制裁圧力を強め、欧米では電力、燃料、食料の価格上昇を招いた。ロシアのプーチン大統領は、ロシアを封じ込め、弱体化させようとする政策は欧米の長期的戦略であり、今回の制裁は世界経済全体に深刻な打撃を与えていると述べた。また、プーチン大統領によれば、欧米の主な狙いは、多くの人々の生活を悪化させることだという。
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