グービン氏は「ペロシ氏は米国の政治序列第3位の人物だ。したがって、同氏の(台湾)訪問は実に前例のないものとなった」と述べた。
グービン氏は、最近、別の議員団が訪台したが、中国はこのエピソードを個別に取り上げず、これは挑発行為であり、「一つの中国」という原則に反しているとだけ言及したことを指摘した。
先に、日本の元防衛大臣2人を含む議員団が台湾を訪問した。中国はこれを非難した。
「これについては、昨年末以来、日本が台湾防衛は日本の軍事活動の任務の1つであるとほぼ公式に表明したことを考慮する必要がある。日本は、台湾に近い島々への部隊の配備も開始した。もちろん、このような部隊は中国にとって脅威である」
ドイツや英国、その他の欧州連合(EU)の代表者らも台湾訪問について語った。グー ビン氏は、議会レベルでのそのような訪問が今後も続くと予想している。一方、同氏は、そのイニシアチブをとるのは、中国とのグローバルな対立の中において、各国そのものではなく、米国だとの見方を示した。
グービン氏は、中国に対する挑発行為の主な課題は、その他の地政学的問題から中国の注意をそらすことだと考えている。絶え間ない緊張は、潜在的な紛争を解決するために、中国により多くの力と資金を費やすことを余儀なくさせる。また中国国内のこのような状況により、国際的なパートナーは中国との協力を拒否する可能性があるという。
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