カラチ動物園で飼育されている16歳のメスのゾウ「マドゥバラ」は、牙が折れたことにより長期にわたって感染症に悩まされていた。そこで今回、世界的な国際的な動物保護団体「Four Paws」の獣医師チームが同園を訪問し、牙を除去する手術を行うことになった。
手術するにあたり、マドゥバラには鎮静剤が投与されたほか、目をテープで閉じられ、体は暴れないよう木に縛りつけられた。
手術は5時間から6時間にかけて行われた。慢性的な炎症により、マドゥバラの牙の組織は非常にもろくなっていたため、除去作業は複数回に分けて行われたという。
また、園内で同じく感染症を患う他のゾウも近日中に同様の手術を受ける予定。