再編「サハリン1・2」をめぐる状況

JERA・東京ガス 「サハリン2」の新運営会社からガス購入を継続=日経

ロシア極東の石油・ガス開発事業「サハリン2」をめぐり、日本の東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資するJERAと東京ガスが、「サハリン2」の新たな運営会社とのガスの購入契約を継続することが明らかになった。19日、日本の日経新聞が伝えている。
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日経新聞などによると、JERAと東京ガスの両社は、「サハリン2」からの液化天然ガス(LNG)の購入契約を更新。価格や調達量といった取引条件が旧会社から変わっていないことから契約更新を決めたとしている。
「サハリン2」から資源を購入する日本の電力・ガス会社は8社あり、現時点では契約更新を取りやめるとしている企業はいないという。今冬に電力需給がひっ迫するとみられるなか、各社が契約を更新すれば安定供給の可能性が高まる。
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「サハリン2」をめぐっては、英領バミューダに登記上の本拠を置いていた旧運営会社「サハリン・エナジー」を解体し、ロシアの運営会社に資産や権利を移管することを定めたロシア大統領令によって、8月5日に新運営会社が発足していた。
旧会社に出資していた日本の三井物産と三菱商事は、参加を継続するか否かを9月4日までに判断し、ロシア側に伝えるよう求められている。政府はエネルギーの安定供給の観点から両社に対し、新会社への出資を前向きに検討するよう要請している。
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