トルコの次の大統領選挙および議会選挙は2023年6月中旬に予定されている。
同紙は「エルドアン大統領が今年、早ければ秋にも前倒し選挙を実施する兆候がいくつか見られる。これは比較的短期的将来に起こる可能性がある」と伝えている。
期日前選挙が行われる理由の一つとして、困難にあるトルコ経済が、今夏の観光業収入を受けて短期的観測で回復する可能性があり、さらにはそれが国民の気分を上げる可能性があることが挙げられている。
同紙はまた、為替レートの関係でエネルギー資源価格が高騰し、それが消費者、ひいては有権者にマイナスと響く可能性があると指摘している。特に冬季の影響を懸念材料としている。
同紙の情報元である外交筋は、西側諸国とロシアの仲介者としてのエルドアン大統領の国際活動、シリア北部への侵攻示唆、東地中海へのガス井掘削船の派遣再開などは、 エルドアン氏が力を見せつけ、大統領選挙前に立場を有利にしておきたいとの願望の現れであろうとの見解を示した。
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