研究チームによると、病人と接触があった患者のみを対象としたワクチン接種は、感染症予防において非効果的な戦略であり得ることが、これらデータから証明されている。
検体は、複数の性的パートナーを持ち、HIV予防措置を受けた非伝統的性的指向男性の性病スクリーニングプログラムの一環として採取された。このようなスクリーニングは3カ月に1度実施されている。
無症状の男性200人のうち、13人(6.5%)の検体がPCR検査でサル痘陽性反応を示した。後日、その13人のうち2人から初症状が現れた。
研究チームは、無症状感染者が今後ウイルスを広めるかどうかは、わからないとしている。論文では、このような感染方法はあり得ると推定し、ホモセクシュアル男性全員を対象にワクチン接種を行うことを提案している。
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