マスク氏は記事の中で、「待つに値するような未来を切り開くため、クリーンエネルギーの研究や人工知能、人間と機械の協力、宇宙開発などの分野で、志を同じくするさらに多くの中国のパートナーと合流することになったら嬉しい」と述べている。米国の大富豪は、同局刊行物7月号の寄稿で、未来の技術を、責任を持って開発するには、国際的な協力が必要だと述べている。
ブルームバーグによれば、科学の進歩に対するマスク氏のアプローチは、習近平政権の政策に近いものがあるという。同誌がインタビューを行った専門家は、マスク氏の呼びかけは中国との歩み寄りを望むものであり、中国政府との関係を悪化させている米国政府の公式な政策と真っ向から矛盾していると見ている。北京のコンサルタント会社「Trivium China」のケンドラ・シェーファー代表は、イーロン・マスク氏が近い将来、議会の委員会に呼ばれ、中国との関係について釈明することがなければ、事態は驚くようなものになると率直に語った。
通信社「スプートニク」は以前、イーロン・マスク氏と彼の企業に対して、暗号通貨のマルチ商法に関与したとして総額2580億ドル(約34兆6769 億円)の賠償金をもとめる訴訟が米国で提訴されたと報じている。
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