同紙によると、トランプ氏は「極秘」印のある約150の文書を今年1月に米国立公文書記録管理局に引渡し、残りの機密文書はトランプ氏の代理人により6月に米司法省に引渡され、さらに8月初旬のマー・ア・ラゴの別荘の捜索時に押収されていた。同紙は米司法省の話として、トランプ氏が退任後に保管していた機密文書の数量についてはこれまで公にされていなかったと伝えている。またトランプ氏が文書機密を解除したかについては、未確認のままとしている。
Axios紙によると、トランプ氏は押収された文書をチェックする専門家を任命することを求めて提訴。さらに裁判所に対し、押収文書のより詳細な一覧の提出、また捜査令状の対象でない物品について返却を政府に求めるよう訴えていた。
8月8日、FBI(連邦捜査局)はマー・ア・ラゴの別荘の捜索を実施。捜索はトランプ氏のオフィスとフロリダ滞在時の生活場所に集中して行われた。同月12日に公開された令状によると、捜索は防衛情報の不正使用、文書盗難および破棄の条文に基づく調査の一環で実施された。
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