NATO事務総長 北極圏での露中の協力は同盟への挑戦

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長はカナダの「ザ・グローバル・アンド・メール」紙に寄稿した中で、北極圏におけるロシアと中国の協力をNATOの価値と利益に挑戦を投げかけるものと規定し、憂慮を表した。
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ストルテンベルグ事務総長は、北極圏ではロシアのみならず中国もアピアランスを拡大し続けていること、中国は自国を「北極圏国」と宣言し、中国と欧州を北極圏で結ぶ「極地のシルクロード」の建設を計画していることを指摘した。

「今年(2022年)初頭、露中は、北極圏における実務協力の強化を約束した。協力は戦略的パートナーシップの深化の一環としてだが、これは我々の価値と利益に挑戦を投げかけるものだ」

ストルテンベルグ事務総長は、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟がこの状況において非常に重要と指摘し、「フィンランドとスウェーデンが加盟すれば、北極圏8カ国のうち7カ国がNATOの加盟国となる」と強調した。
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