ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官はこれより前、新STARTの実施、特に空母の再装備について言及し、ロシアは米国に対してクレームがあると明言していた。ザハロワ報道官によれば、この改修は、これらの手段が核兵器の使用能力を失ったことをロ シアが検証できないような方法で行われている。
ベロウソフ副団長は記者団に対し、米国側は、戦略爆撃機の一部と戦略潜水艦ミサイ ル運搬船の発射台を改造し、核兵器に使用できないようにしたと発表したものの、実際の状況をロシアはSTART条約のコンテキストのために確認することができないと明かした。
ベロウソフ副団長は「その結果、米国は実際には条約に示されている以上の核兵器能力を保有している。この余剰分によって、米国は最短期間で約1200発分の戦略核戦力を増強することができる」と強調した。
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