モデルナは自社ホームページで「ファイザーとバイオエヌテックが開発した新型コロナウイルスワクチン『COMIRNATY(コミナティ)』は、モデルナが2010年から2016年に取得したmRNA(メッセンジャーRNA)の基礎技術に関する特許を侵害していると考えて いる」と発表した。
モデルナは、ファイザーとバイオエヌテックが許可なしに技術をコピーしたと主張している。モデルナは先に、パンデミックが続いている間は抗コロナウイルス薬に関連する特許権を行使しないことを約束していたが、今年3月、ワクチンの安定供給が確立されたたことから、その立場を変更したという。
モデルナは、ファイザーとバイオエヌテックが特許技術使用の埋め合わせをすることに期待していると発表した。
なお、モデルナは、ファイザーとバイオエヌテックのワクチンの販売差し止めは求めないほか、低・中所得国92か国へのワクチン販売と、2022年3月8日までの活動に対する損害賠償請求も行わないとしている。
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