同大使は「アフリカからガスを輸入すると、そのコストは明らかにロシア産ガスより高くなる。そのため、欧州経済に深刻な影響を与える可能性がある」と指摘した。
同時に、ロシア産ガスの置き換えに向けてアフリカ諸国とさらに協力したいとするEUの立場をについて、アンゴラはどう思うかという質問に対し、同大使は、EU諸国はガスを売りたい相手とは「自由奔放に」交渉すると答えた。
また同大使は、「ドイツの(ショルツ)首相が、イベリア半島を通るガスパイプライン、とりわけポルトガルを通り、そこから欧州諸国に配給するプロジェクトに取り組むことが必要だと言っているのを聞いた」とした上で、「パイプラインがナイジェリアから来るかどうかは不明だが、このプロジェクトが紙面から実装の段階に至るまでにどれだけの時間がかかるか、欧州の状況はどうなるかはまだわからない」と締めくくった。
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