トルコ政府 ギリシャがトルコ軍パイロットに嫌がらせを行ったと非難

ギリシャがトルコ空軍の戦闘機「F-16」に対し、ロシアの地対空ミサイルシステム「S-300」で嫌がらせ行為を行ったことが分かった。これは北大西洋条約機構(NATO)の規則によれば「敵対行為」にあたるという。CNNトルコが報じている。
この記事をSputnikで読む
同メディアは、「8月、トルコ空軍司令部の戦闘機『F-16』がエーゲ海と東地中海の国際空域を飛行中に、同盟の精神と相容れない重大な事件が発生した。勤務中のトルコ軍の軍用機は、クレタ島に拠点を置くギリシャのロシア製『S-300』から嫌がらせを受けた 」と報じている
「S-300」は、ロードス島西方の高度3000メートルのところを飛行していた偵察任務中のトルコ軍の戦闘機1機に対し、ロックオンを行ったという。
この事態を受け、ギリシャのメディアは、トルコがクレタ島に配備されている地対空ミサイルシステム「S-300」の位置を突き止める目的で軍用機を飛行させるという挑発行為を行ったと非難した。このため、ギリシャとトルコの緊張が再び高まっている。
関連ニュース
地中海における米国の最大の脅威は、同盟国トルコ=米上院議員
ギリシャとキプロス 21年ぶりに海上乗客輸送を再開
コメント