イラン石油省と緊密な関係にある高官の話を引用している同メディアによると、この覚書は、世界の供給マトリックスの重要な要素、つまりパイプラインと船舶で輸送される天然ガスをできるだけ多くコントロールすることを目指すものとなっている。
同メディアは、覚書における主要な要素を次のように述べている。
ガスプロムは、将来的に日量合計1000万立方メートル超の天然ガスを生産できるキキッシュ・ガス田とノース・フィールド・ガス田の開発について、NIOCに全面的に協力することを約束した。
ガスプロムは、イランとカタールの海上の国境にある巨大なサウス・パルス・ガス田の圧力を高めるための150億ドル(約2兆520億円)規模のプロジェクトの実現に必要な支援をすべて提供することも約束している。
ガスプロムは、様々な液化天然ガス計画とガス輸出用のパイプラインの建設を支援する。
ロシアは、中東の他の主要ガス生産国に対し、「天然ガスのOPEC」の展開プロセスへの参加を説得するためのあらゆる機会を探る。
関連記事